怒りっぽいと健康に悪い影響が!?

仕事でもついイライラして怒鳴ってしまう・・・。こんな経験は誰にでもありますよね。もちろん私生活でも。。。

この怒りが健康に悪い影響を与えているとしたら・・・みなさんどうしますか?

杏林大学名誉教授 精神神経科専門医古賀良彦先生がテレビ番組に出演して話していたことですが、1950年代、アメリカの心臓外科医が心臓疾患と診断された患者に怒りっぽい性格の人が多いことに気が付き、怒りっぽいタイプの人と、穏やかな性格の人の2つのタイプを研究したところ、怒りっぽい性格の人が心筋梗塞など心臓病になりやすいことが分かったそうです。

そのメカニズムは、怒ったりイライラしてしまう感情には自立神経が関係していて、怒るとそのバランスが崩れてしまい交換神経が優位になるそうです。すると交感神経が血圧を上げるように指令を出しててしまうのです。

その結果、血管にダメージを与えてしまい血液や酸素が心臓などに十分に届かなくなり心筋梗塞などを発症してしまうのだそうです。その発症率は穏やかな人と比べて約5倍、さらに、脳梗塞も約2倍多くなると言われているのです。

その他にも交感神経が優位になると、寝不足、頭痛、吐き気、めまい下痢、便秘、手足のしびれなど悪い症状がでてしまうそうです。

では、怒りっぽい人はどうすればいいのか?

皆さんは、アンガーマネージメントと言う言葉をごぞんじですか?

アンガーは怒り、マネージーメントはやりくりと言う意味、怒りを上手にやりくりして怒らないようにコントロールする方法の事なんですが、このアンガーマネージメントの考え方はアメリカで誕生しましたが、現在は日本にも日本アンガーマネージメント協会があり、政府や企業でも積極的に取り入れているそうです。

そこで、代表理事をしている安藤俊介さんの話によりと、怒りはアレルギーと同じようなもので、花粉症になる人もいれば、かからない人もいます。怒りも同じで、ある出来事があった時に怒る人もいれば、怒らない人もいて、人によって違います。

人間が怒りの原因になるのは、自分が信じているコアビリーフと言うものが壊れたときなんだそうです。このコアビリーフとは、自分に中で「こうあるべき」と信じている物の事。

コアビリーフには、この3つのゾーンがあります。
・自分と同じ考えなので許せる
・少し違うが許せる
・許せない

この中の許せないゾーンに入ってしまうと怒りとして感情がでてしまうのです。ですが、このコアビリーフの境界線は人によって違います。

例えば、会社で上司に「これ、早めにやっておいて!」と言われたら、その早めの時間を5分ととらえる人と、その日の内ととらえる人がいます。

早めにやっておいてと頼んだ上司が5分だと思って頼み、頼まれた側がその日のうちと理解していたら、頼んだ上司は一向に仕事が仕上がってこなければイライラして怒りたくもなってしまいます。

大切なのは、コアビリーフの許せると思う部分の幅を意識して広げていくことなのです。

ですが、これがとても難しく、怒ってはいけないと思い、怒りを外に出さないで溜め込むのも逆効果で交感神経がより高まってしまうのだそうです。そこで、その怒りをやりくりするアンガーマネージメントが必要になるのです。

アンガーマネージメントの方法の例

【怒ってしまいそうな時の魔法の言葉】
怒りが込み上げた時、その怒りを爆発させずに鎮める魔法の言葉があります。それは「6秒数える」。

6秒数えることで怒りを上手にブレーキをかけることができ、その後、自分の気持ちをゆっくりと出すことができるそうです。

【アンガーログ】
またこんな例があります。毎年10名以上が辞めていた介護施設では、アンガーマネージメントを取りいれると、離職者が0人になったそうです。

そのアンガーマネージメントの方法は、イラっとしたことをその場で書きとめる『アンガーログ』いわば怒りの日記です。

それを、記録しておくことで、自分がどんなことで怒りやすいのか分かるようになるので予防することができるそうです。

自己催眠
その他にも、自分で自己催眠をかける方法があります。

(1)椅子に座って目を閉じて両手を下げます
(2)心の中で両手が重くなってきたと暗示をかけます
(3)額が涼しくなってきたと暗示をかけます
(4)お腹が温かくなってきたと想像します。

この状態は、副交感神経が優位な状態なんだそうです。1日数回行うと良いそうです。

いかがでしょうか、怒りがこみ上げたとき、以上のことを意識して行ってみては、きっと今までとは違う自分を発見できるかもしれません。